2021年11~12月に観劇した感想まとめ―『ザ・ドクター』『パ・ラパパンパン』『バロンの末裔』『ジェーン・エア』『誰もいない国』『ガラスの動物園』
2021年、宝塚にはまり、NTLiveシリーズにはまり、そのおかげで観劇という趣味が増えたー! わーい! というわけで11月以降見た演劇をまとめとこうと思います!
もはやこっちのブログ、観劇感想メモブログと化している……。ちなみに10月は劇団四季の『アナと雪の女王』、宝塚雪組の『CITY HUNTER/Fire Fiver!!』を見た。
このときはこんなにシティーハンターの脚本をけなしているのだが、この後結局ブルーレイを買って異様に再生している……笑。あれ映像だとかなり見やすいなと気づいた(あの舞台でうしろのスクリーンごちゃごちゃしてる感じが苦手だったのでブルーレイだとそのへんカットしてくれて見やすいです…)。
■11月
『ザ・ドクター』
なんか日本語の会話劇って難しいんだな~と感じた作品だった……。大竹しのぶとかかなり上手いんだと思うんだけど、それでも私はけっこうテンポ悪く感じてしまい。うーん。脚本がやりたきことはわかる。SNSの炎上を扱う話って多いけど、「炎上した側」を扱う話ってそんなに多くない気がするので新鮮で面白くはあった。主人公を最後まではっきり善とも悪とも描いていない感じがよかったけど、もうちょっとカタルシスがほしい気がする……私は……。
『パ・ラパパパン』
松たか子に神木隆之介! 松尾スズキに藤本有紀! とその豪華さに惹かれてチケットをとったのだけど、松たか子ものすごかった以外の感想はそこまでなかった笑。クリスマスものでディケンズでいい話ではあったんだけど、いまいち笑いのテンポとかそんなにぴんとこなくて、コメディって難しいんだなあと感じた(ふつうに自分の好みの問題かもしれない)。でも締め切りに苦しむ少女小説家な松たか子、歌って踊る松たか子を見れて満足感は高かった。役者さんってすごい。
このあたりから「うーん私がNTLで見ている演劇はけた違いにすごいのでは?」と薄々感じ始める。
宝塚宙組『バロンの末裔/アクアヴィーテ!!』
長崎まで行ってきたよ……! 『バロンの末裔』は宝塚版ダウントン・アビーだと感じた。早変わりも面白かったし、キャラがそれぞれ宝塚っぽい設定で見やすかった。なんかこう、正統派? お坊ちゃまがいて、許嫁がいて、ちょっと悪そうなやつもいて、アホの子もいて、みたいな。全国ツアーだからこういう正統派っぽい演劇やるのかな~と思った。『アクアヴィーテ!!』はもともとかなり好きなショーなので、生で観れてほんっとうに嬉しかった。生で観るとめきめきと自分の戦闘力が上がる感じがした。ずんちゃんがしぬほどウィンクしてたのと潤花ちゃんの新衣装が可愛かったことが印象に残っている。真風さんは永遠にかっこいいです。
■12月
NTLive『ジェーン・エア』
ジェーンは原作でも容姿が美しくないキャラクターなのだけど、かなりその設定を忠実に再現されていて驚いた。カーテンコールのときにはものすごく美しい女優さんになっていたので、あれはお芝居やスタイリングで美しくなく見せているのだろう……す、すごい。(一緒に観にいった友人が「あれは人がもっともスタイル悪く見えるワンピースの作りだ」と言っていて笑った。切り返しの位置が絶妙らしい)。
ロチェスター卿と会うまでがかなり長かったんだけど、それはこれがラブストーリーではないことを示すためだとスタッフのコメントにあって、なるほどなあと感じた。ロチェスター卿もかっこよくなくて、かなり「最終的には魂がジェーンに釣り合わない男性」として演出されているように見えて、そのあたりの塩梅が上手いと思った。あとなによりバーサの女優さんの演出や持っていき方がものすごくて。最近ジェーン・エアにおけるバーサってフェミニズム的にどう解釈するよという論点が出てきやすいと思っているのだけど、その議論を反映したような演出だと感じた。
NTLはいつも舞台セットが本当に美しい。今回も脚本はちょっとまどろっこしい場面はあったけど、炎の使い方や舞台セットの使い方がとてもとても美しくて、いつも目を奪われていた。
NTLive『誰もいない国』
脚本はけっこう分からないところも多くて、要は家父長制にガンガンに縛られた男性たちの噛み合わない会話を楽しむ物語っぽいのだが、その噛み合わなさに「??」ってなってしまったなあ。翻訳がけっこう分かりづらいところもあった気がするけれど、どうなんだろう。ゲイなのに女性のモテにこだわる感じとか、うーーんつらい、と思いつつ見てしまった。でもやっぱり舞台のセットはとてもとても美しかった。
『ガラスの動物園』
これ、とてもよかった。そもそもテネシー・ウィリアムズの脚本が好きなのかもしれないけれど、舞台の部屋のセットも美しくて、なにより俳優さんたちの「心が不安定で美しくて部屋のなかに閉じこもるしかない家族」の演技がものすごく良くて、まさしくガラスの動物園だ、と感じた。内容は、母………としか言えない話なのだが、全編通して主人公の回想として描かれているところがまた、彼らの美しさが説得力になっていると思う。
岡田将生さん、最近いろんな作品で目立つなあと思っていたけれど、今回生で観てその舞台映えっぷりにおののきました。美しい~。
というわけでいろいろ観れて楽しかったー! 2022年も「みてよかった!」と叫ぶこともできる、ほくほくした気持ちで劇場を出られる作品に出会うことができますように!
来年は演劇についても仕事でいろいろ書けたらいいな……。なんか映画とかよりもよっぽど自分的には合っているというか、面白く感じる。あの言葉と人間だけでなんとかなる感じが。ちょっと観る側として精進します。笑
2021年、宝塚沼にはまって驚いた6つのこと
2021年、仕事もいろいろあったのですが、それはそれとしてなにはともあれ、私にとっては宝塚にハマった年……というのが一大トピックでありました。
「現場のある趣味」というものがそんなになかったので(アイドルは好きだったけど基本的に在宅だった)、そもそも休日出かける趣味というのが初めてで楽しかったし、観劇の習慣もついたし、長崎に遠征までしてしまった。社会人になって何かにハマると履修のスピードがはやいのかもしれない……。今年ほど自分が今社会人であることに心から感謝した年はなかった。ふらっとスカステに入り、ふらっと長崎まで行けるお金のある年齢でよかった。来年も仕事がんばります。
というわけで宝塚元年が終わろうとしている2021年暮れ、私が宝塚好きになって驚いたことをいくつか書こうと思います! けっこう外から見てるイメージと違う! って思ったことがわりとある!!笑 私は元々48、46グループのオタクだったので、宝塚と同じ「若い女性の集団芸」を応援しているつもりだったのですが、当たり前だけど全然違くて面白かったです。
***
①宝塚沼に浸かっている人は皆ファンクラブとか入るのかと思ってたけど、別にそんなことはない。SNSでかなり友達できる。
これ私的に意外だった! 宝塚ファンといえば出待ち、お茶会、私設ファンクラブ、みたいなイメージがあったのですよ!
しかしまず現在、出待ちとお茶会はコロナによって禁止されているのです。そして私ファンクラブ(〇〇さんのファンクラブってやつ)については、今のところ入らなくても十分楽しめてるな~と個人的には感じている。もちろんもっとディープに楽しみたかったら別だろうけれども。
どの界隈でも今の時代はそうだと思うけど、Twitterで宝塚のことを呟くと、見ず知らずの宝塚オタクの方がいいねやリプライくれたりする! そこで友達ができる!(嬉しい)Twitterでヅカオタとして存在している人の何割くらいがファンクラブに入っているのかは謎だけど、普通にのほほんと観劇してるオタクも多い気がしている。
あとチケットも、コロナの影響もあるのか、私設ファンクラブ入ってなくても取れる。宝塚友の会とかJCBカード貸し切りとかそのへんで。
なのでいろいろ見た結果、個人的には、私設ファンクラブってAKBでいうところの選挙対策委員会みたいな立ち位置なのかなと思っている……(かなりディープに楽しむ人たちが入るものの例えとして使いたかったがこの例え分かる人だいぶ少ない気がする)。
②DVD化が異常に速い………。
これもびっくりした!! 宝塚って、その演目が上演されている最中に、その演目の円盤が発売されるんですよ!! ライブツアー中にそのライブのDVDが発売されるようなもんです。まだ東京ラストライブ残ってるけど大阪のライブをDVDにする的な。びっくりした。絶対にファンの熱を逃さないという宝塚の圧を感じる。
③ファンとしての罪悪感のなさがすごい(しっかりとした教育システム・新人が変なタイミングで辞めない・皆トップの方々はミュージカル界隈でご活躍されている)
これも女子アイドルオタクをやっている身としては、ありがたさがすごい。
やっぱり女子アイドルって「えっセンターになったのにもう辞めるの!?」とか「アイドル辞めた後この子は食っていけるんだろうか……」とか「そもそももっと勉強させたげて……」とかそういうファンの罪悪感は避けられないものだと思うのですが。宝塚の場合、そもそも「関西のいいとこのお嬢さんたちの育成」みたいな理念が最初にあるからか、とりあえず二年間の学校教育は必ず受けられるわけだし、トップの方々は退団後もミュージカル界で活躍されているし、「この子たちの貴重な二十代のキャリアが犠牲になっている」感が私的には少ない気がします。
あと驚いたのが、たとえば「新人公演で主演やったのにその後辞めちゃった」みたいな変な辞め方を聞かないこと。もちろん内部でのあれこれはあるのでしょうが、アイドルみたいに「期待されてたのになぜか辞める」「スキャンダルで急遽活動辞退」みたいな変な退職がないのは、見てて安心します……。私は……。ああいうの見ててつらいんだもの……。
④演目は新作が多い
宝塚といえばベルばら、みたいなイメージがあったのですが。蓋を開けてみると、三島由紀夫もあればシティーハンターもあるしシャーロックホームズもあるしシェイクスピアもある。演目の幅広さ、そして自分の好きなコンテンツがかなり宝塚作品になっていることに驚いた。
宝塚オリジナル演目もかなり存在していて、再演もあるけど新作が多いのもびっくり。(やっぱり劇場公演何年同じのやるねんと叫ぶドルオタの身からすると以下略)
やってくれて嬉しかった文学作品の宝塚演目についてはこちらのブログで書いた!
⑤わりとアナログに応援しやすい環境が整っている(スカステの存在、専用雑誌が二冊毎月発売、生写真はランダムではない)
「やっぱり100年以上続く老舗ジャンルなだけあって福利厚生がすごい」みたいな話を聞いたことはあったのですが。実際にこのへんの手厚さが面白すぎる。すごい。かなりアナログに楽しめるようになっていると思う(やっぱり年配のファンの方も多いからかな? と想像したりする)。
宝塚って、専門誌が月に二冊も出ているのですよ!!! びっくりするわ。「人気が出てきたら雑誌に出る」とかそういう世界ではないのだった……専門誌が既にこの世に……。
そして「宝塚スカイ・ステージ」という、昔の演目や特別番組を毎日ずっと流してくれるCSチャンネルが存在するという……。
さらに生写真は340円で発売されている(もちろんランダムではない……)。
手厚い………。
⑥トップになる人がわりと最初から決まっている感ある
これも面白いな~~と個人的には思っている。トップというのはアイドルにおける「センター」みたいなもんで、それぞれの組のトップスターという人が男役と娘役でそれぞれ存在するのですが。宝塚の場合、新人のときにやった役でだいたい誰がトップ候補かわかりやすくファンに知らせている、気がする。
もちろんそれでもトップになれたりなれなかったりするので、その狭間でファンはやきもきするわけですが、それでもかなり序列がしっかり最初から決まっているのだな~すごいな~~と感じる。プレッシャーもすごいとは思うけれど、スターシステムの構築っぷりがものすごいです。
***
あとは「みんな芸名を自分で決める文化」(あのキラキラの名前たちをみんな18歳とか20歳とかで自分で決めたのかと思うとなんかきゅんとくる)、「なぜかファンの呼ぶあだ名は芸名よりも本名寄りのものが多い」(なんでやねん)、「思ったよりチケット代が安くてA席だと5500円くらいで見れたりする」(すごい)、「思ったより全国ツアーをよくやっていて博多座や梅田芸術劇場でも演目をやっている」(知らんかった)とか、いろいろ驚きポイントはありました……。たのしいね……。
そんなわけで、感染状況も心配ではありますが、来年はもっといろいろ改善して、よりたくさんの方が気兼ねなく観劇を楽しめる状況だといいな~と思います。見た演目の感想もぼちぼち書きたい。
楽しい一年をありがとう、宝塚……!
特別お題「わたしの推し」
雪組ファンになった、しかし脚本もったいなくない!?ー宝塚雪組『CITY HUNTER / Fire Fiver!』
シティーハンターとfire fiver、初めての雪組生観劇だったのだけど、雪組好き〜〜これからも楽しみ〜〜絶対次も観る〜〜〜とファンになってしまう作品だった。
シティーハンター、とにかく彩風さんと朝美さんがかっっこよくてかっこよくて、それに原作に突然ハマった身(私はまさかのシティーハンター宝塚新規組)としては「はああよくこのかっこよさで三次元にしてくれて……」と心底感動した。役者さん皆本当によかった。キラッキラだった。
いやほんと、みんな漫画やゲームの絵っぽいなあと舞台観ながら思っていた。新宿の街で大人数で歌っている冒頭のシーンとか、人数いるからこその迫力があってとても好き。しかし彩風さんはなぜあんなかっこいいの、ねえ。
一方で、脚本がとにかくとにかく一部もったいなくて(と私は感じて)、「わーーん私が書いてたら絶対そんなことさせないのに!!!! てか身内でも止める!!!! ていうか宝塚上層部に誰か止める人はおらんかったんか!!!」と叫びたくなった。だからこうしてブログで鬱憤を晴らしている訳ですが……!
何がもったいないって、原作に対する解像度の低さ。宝塚という舞台でできるだけ役をたくさん作りたいのは分かるのだが、しかしどう考えても原作通りの姫の話と麻薬・リョウの父の話だけでよくて、オリジナルの女優話を組み込むのは話がわかりづらくなりすぎる。
シティーハンターって、最近の映画が公開されたときにも「ネタバレしても何も問題ない」と言われたほど、エピソードの型がめちゃくちゃちゃんと決まってる物語なんだよね(リョウが依頼を受けて、リョウと香が少し喧嘩して、依頼人を助けて、仲直りして終わる)。だから宝塚でやるってなってもその型に当てはめるだけでよかったのでは!? その型に麻薬や父親の話や冴子海坊主あたりのエピソードを組み込むだけで、配役量もカバーできたと思うのよ!
あとけっこう原作ネタを盛り込んで、宝塚にシティーハンターファンを取り込むぜ的な気概を感じる割に、美樹や葉子のキャラが違うこと、なにより香が最後撃つとこはもったいなさすぎるーーー!! 原作ファンはあれ観たら「ええー」って悲しくなるだろう……。何度も言うけどシティーハンターってものすごくちゃんと原作で「これはあり、これはなし」って線引きの型がはっきりしてる物語だから、その線引きさえ守っておけば改変しやすいんじゃないかなあ? って思うのだが。なぜ香に撃たせるという原作最大のタブーを破ったのか。謎すぎる。あとリョウが女の人になんかした時には必ず女の人から殴られたりひどい目にあわされたりする、という原作の倫理的線引きも無視されてて悲しい! 現代に上演するからこそ、そのへんはちゃんとしたほうが……ただでさえセクハラだって思いやすいキャラなわけだし、いや誰か言ってくれ宝塚演出部……と思ったのだった(ほんとは原作の女性たちみんなもっと強いんだよ〜)。
でもでも、そんな中身のツッコミどころをすべて相殺してくれるくらい、彩風さんの歌うGet wildやStill Love herはすっごくよくて。ミュージカルの歌う場面はどれもとても楽しかった。全体的に音楽がいい(作曲家の青木朝子先生は神です)。最初のオープニングでみんなが歌う場面が特にきらきらしてて、ミュージカルにおける歌の説得力ってすごいなあとしみじみ感じた。
というか圧倒的に最初と最後、あと役者さんが良かっただけに、脚本もったいねええと思ってしまったのかも。彩風さん演じるリョウや、朝美さん演じるミックは本当にきらきらしていた。
彩風さんはとにかくかっこよくて一気にファンになってしまった。顔小さくて脚長くて都会的な物語がよく似合う。あと手が大きいよね、彩風さん。頭ぽんするとこや拳銃をくるるってまわすとこが映えるな〜と見ていた。彩風さんのGet wild、iTunesで買って永遠に聴いています。
朝美さんは滑舌良くて声がすごく聞きやすかったのと、もう見せ場のたびに会場みんなで「はあーミックー!!!」って目がハートになってそうな空気に笑った。でも目がハートにならざるをえないけれんみのある存在感。
あと、冴子役の彩みちるさん大好きになった! きれいでかわいくて最高だ(これから月組に行くらしい、応援したい)。
香役の朝月さんは、脚本の香の解像度がめちゃ低くてもったいなかったけど(脚本家の方全体的に女性キャラ描くの苦手ぽかった)、ハンマーの打ち方も銃の撃ち方も漫画っぽい絵になっていてすごかった。体幹。
あと槇村めっっちゃ優雅に踊ってて笑ってしまった……ダンスうまかった……。綾さん覚えた! 素顔すごく可愛くてびっくり。
美樹役の星南さんがすっごく原作の美樹に似ててすごいなあと思ったのだが、いかんせん脚本がまったく原作の美樹に寄せてないのがもったいなかった。海坊主と一緒に戦うくらいやってほしい。
そう、役者さんがみんな「いかに宝塚的でありながら原作の漫画やアニメに寄せるか」をものすごく繊細に調整してるんだろうなとしみじみ思わされる演技だったので、余計に脚本もったいない〜!! と感じたのだった。脚本も役者さんくらい繊細にその塩梅を探ってほしかった。どうなっているんだ。
しかし銀橋で歌うGet Wildを聴けただけで本当に観に行った価値があると思えるくらい、彩風さんの説得力はすごかったです……。
ショーのfire fiverは踊る踊る、エネルギーに満ち溢れていた。みんなよかったけど縣千さんの踊る姿がとくにパワーあってすっごくよかった。
なぜか新しいトップが就任するときって「建国!!!!」と感じるのは私だけでしょうか。戴冠式とかそっち系。シティーハンターはもちろん、最後はfire fiverのパワーやエネルギーに押され、元気になって劇場を出ました。ありがとう雪組さん……これからも観るよ……! 仕事の疲れ吹っ飛んだ。とても楽しかった。
ちなみに彩風さんは愛媛出身らしく、あんな頭小さくて足長くてスタイリッシュな人が四国に!? って心底驚いた。あの文化未開の地四国からトップスターになるの、どれだけ努力が必要だっただろうかと……応援したい……(高知出身者)。
「はてなブロガーに10の質問」
はてなブロガーさんたちのこれ見てるの楽しかったので自分も便乗〜。ブログ更新もゆるゆるなので胸張ってはてなブロガーと言えるかどうかはあやしいですが笑、でもこういうの書くのも見るのも好きだし楽しいのでやる!
はてなブログ10周年特別お題「はてなブロガーに10の質問」
ブログ名もしくはハンドルネームの由来は?
はてなブログを始めたきっかけは?
自分で書いたお気に入りの1記事はある?あるならどんな記事?
ブログを書きたくなるのはどんなとき?
下書きに保存された記事は何記事? あるならどんなテーマの記事?
自分の記事を読み返すことはある?
好きなはてなブロガーは?
はてなブログに一言メッセージを伝えるなら?
10年前は何してた?
この10年を一言でまとめると?
劇団四季『アナと雪の女王』感想メモ
感想メモなので箇条書きです!!!
ネタバレありまくりです!
・いや幼少期アナ可愛すぎる、ちいさい……あんな子が自転車に乗って歌ってるのすごい……幼少期エルサもしっかり歌っててすごい……
・オラフも可愛い、アンコールの服着たオラフ可愛すぎる
・エルサは後半の服がもんぺっぽくて不服
・レリゴーを歌う直前、客席が「くるぞ…くるぞ…」「ざわ…ざわ…」(※比喩)ってカイジモードだった
・レリゴーシーン演出すごいが寒い、エルサの魔法はすごい、みなさん長袖でいきましょ(今日外の気温が寒くてよかった)
・演出はレリゴーシーンが迫力ありすぎてほかがやや薄れてしまった感ない?
・手をかざしたら氷のきらきらってなるやつ(語彙力なし)すごかったからもっと見たかった
・ラストあたりは「いやここまでプロジェクションマッピングどがーんでやってきたのにいきなりアナログミュージカル仕様(人で自然表すやつ)なんかーい」とつっこむ、でも氷でかたまるとこは面白かった
・アナ雪の舞台って北欧の国のイメージだったのかとオープニングの歌聴いて理解。あとサウナがロウリュだった。北欧。そしてフィヨルドとか言ってた。北欧。
・王子、キスしちゃってほっとけばいいのに自ら種明かし(なぜ)
・いやもうオラフのキスで良くない!? とつっこむ
・アナ、さらりと男を鞍替え。このへんって映画と同じ流れだっけ…? 「アナ全然こりてないw」って今回は思ったのだが
・アナ(役の女優さん)の身体能力すごすぎる!!!!!ものすごいダンスにものすごいリフト!!!橋から落ちそうになるとことか、最初の王子と出会うとことか、ものすごかった!
・アナ、映画版よりもひとり喋る女というイメージ。妹というより一人っ子っぽい。(こっちのが正しいんだよね) 赤毛のアンぽいひとり喋り女。
・エルサ、映画版よりも自己犠牲的。家族想いで献身的ないい子。長女的。四季版のエルサはそのうち結婚とかしてそう。
・ここがいちばん映画と四季の違いを感じたな。エルサのありかたが、同じ歌をうたってても、映画は自立してて家族や国の犠牲にならないプリンセス。四季は家族想いゆえに自罰的で真面目なプリンセス。それゆえに物語そのものも、女性の自立の話か、家族の愛の話か、って変わっていたように見えた。
・四季版だとエルサの氷はただコントロールすべき生まれ持った呪い(ある意味家族愛を試すような)に見える
・愛がわからない歌を何度もうたってたからか、登場人物それぞれ真実の愛を探してラストシーンに至っているように見える
・でも小さい子たくさん観に来てたし劇団四季はそういう解釈のがシンプルでいいよね
・生オケ大好きです
・歌はみんなよかった、とくに幼少期のシーンとレリゴーは胸打たれた
・何度も言いますがアンコールのオラフ可愛すぎる
AKB48の新曲( #根も葉もRumor )が好きすぎてつらい
「だってあの頃はまだポニーテールにシュシュ 声なんか掛ける気になれずに素通りしてた」
コロナの関係で1年半くらいCDを出せなかったAKBがひっさしぶりに新曲を出すと聞き、どんな曲が来るかなとそんなに期待せず初披露を音楽番組で待った。そのとき流れてきたのがこの歌詞だった。
この歌詞が流れたとき、Twitterにいたオタクたち(オタクはすぐ音楽番組を実況する)が一斉に叫んだ言葉をあなたはご存知だろうか。
「康、生きてる!!!!!!!」
私の観測範囲でしかないが、本当にみんなそう叫んでいた。ちなみに私も叫んだ。あまりに失礼な発言だと思われそうだがしかし、そう叫ぶしかなかった。
AKB48グループの曲は大量にあるが、その作詞はどれも秋元康名義である。たまにファンじゃない人から「秋元康って本当に歌詞書いてるのかな」と言われることがあるが、48や坂道グループの歌詞をずーっと見続けてる身としては、「少なくとも表題曲は絶対書いてるんじゃないかな」と答えている。なぜそう思うのか。歌詞への力の入れようの差が、如実に分かるからである。
ぶっちゃけたくさんのプロが書いているならこんなにクオリティに差は出ない。と思う。でも、48グループや坂道グループの曲は、たとえ表題曲であっても「うわ、今回の歌詞は秋元康節が出てる、気合入ってるなあ」と思うものもあれば「手ぐせでさらっと書いたやろ!!」とファンが叫ぶ歌詞もある。
そういう意味で、AKB48の新曲『根も葉もRumor』は明らかに力が入っていた。じゃないと、「だってあの頃はまだポニーテールにシュシュ」なんて、ともすると昔のAKBを揶揄するやうな、「もう昔の前髪ぱっつんでチェックのスカート履いてたAKBじゃないんだよ」と微笑むような歌詞を書くわけないじゃないか。こんな歌詞、ほかのだれにも書けないよ。
根も葉もRumorの歌詞は、二番が本当に本当に私は好きだ。
最初、初披露のときは一番しか聴けなかった。音楽番組だし。一番は、ちょっと会ってないうちにきみがきれいになって昔と違う女性になってた、と驚く内容。なるほどなー、と納得した。「久しぶりにAKBを見た人たちが、えっ今こんなかんじなんだ!って驚くことに重ねた歌詞なのかな?」と思った。
たしかにいまのセンターの岡田奈々ちゃんの髪色はピンクだし、横にいる本田仁美ちゃんは金髪だし横山結衣ちゃんは青髪だし、みんなむかしイメージするAKBとはまた違った雰囲気の子たちだ。あとダンス上手い。めっちゃ上手い。むかしとは違う。
だからそういう面を押し出したくて、プロデュースの一環としてこの歌詞を書いたのか、と。康、AKBに興味持ってるやん! 生きてる! プロデュースする気あるじゃん! とオタクたちが騒いだのは、歌詞からそういう意図を読み取ったからだ。
しかし新曲がとうとう発売され、二番をはじめて聴いた時、グッとくるどころの騒ぎではなかった。プロデュースとかそういう側面を超えた、これはもうこの世のアイドル肯定じゃん、くらいに思うようになった。
二番でとうとう「Rumor」の正体が明かされる。
「僕が知ってる君は前髪ぱっつんでスカート翻しながらいつも走っていた、髪の色も変わっていくつ恋をしたの」
「Pick up a rumor それもどれもこれも生々しいキスマークが君の人生だ」
わかりますか、Rumorの意味が。一番では「彼女にまつわる噂」くらいにしか解釈できなかったRumorが、ここに来て初めてその意味を明らかにする。
Rumorというのはつまり、いままでのたくさんのスキャンダルのことだと思うんだよ私は。
もはやアイドル史というか48グループや坂道グループの歴史において、恋愛スキャンダルの話は避けて通れない。ばかみたいだと私は思うがいまだに「アイドルが恋愛するのはルール違反」という共通認識がある。オタクはアイドルが恋愛したら嘆き悲しみ、その末にアイドルたちはスキャンダルゆえ「卒業」してゆく。恋愛したら卒業。という名の解雇。そんなアイドルのイメージは令和になってもずっとある。
それでも清廉潔白な人なんていない。48グループでは指原さんや峯岸さんのようにスキャンダルすら糧にするアイドルもたくさんいた。いま現役で頑張ってるメンバーの中にも「噂」レベルでいろいろ言われた子もいる。
でも、そんな「噂」も、きみの人生だ、って根も葉もRumorは言うのだ。
ファンはただの噂だってわかってても気になる。好きだから、恋してるから気になる。君がここまでいくつか恋をしたなんて噂を聞いたら、それがたとえ元彼の話だとしても、たとえ真偽のわからない噂だとしても、嘘だと言ってよって嘆く。
でも、そんな噂も振りまきながら、それでも君は踊る。夜明けまで。噂すら自分の糧にして、君はもっともっときれいになる。
それがアイドルなのだ。
根も葉もRumorの歌詞はたしかにそう言う。いや、恋愛ソングのふりした新AKBプロデュースソングのふりしたアイドル肯定ソングやん……。
生々しいキスマークがきみの人生だ、という歌詞だけ見たら「キモいな!!」と叫びたくなる。しかしこれが様々なアイドルを卒業に追いやったスキャンダルのことかと思うと、生々しい噂すらきみの人生だよ、ってたしかに私は言いたくなる。
よく読むと気持ち悪い、でもその気持ち悪さが癖になる、くらいがちょうどいい。ほんと、くせになる。根も葉もRumor、好きすぎる、と震えつつ最近ずっと聴いている。
もう、恋愛くらいで職を失うなんてたまったもんじゃないよな!? と私は彼女たちをみてていつも思うのだが。それでも、それすら魅力の一つにしてほしい、そういう社会がきたらいいのにな、と願ってしまう。女の子は清楚でいてほしいなんて誰かの欲望に負けないで、って。
根も葉もRumor、フルサイズのダンス動画が出てたので、よければぜひ聴いてみてね。
宙組と真風さんが好きなんですよ私はー『シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-』 『Délicieux(デリシュー)!-甘美なる巴里-』
あなたはときめきで死にそうになったことはありますか。私はあります。
激重書き出しから始まってしまったんですが、今年は自分の中で宝塚イヤーとなっており、観ては「これはどういうものなんだろう」と自分に問いかけ日記に書き、さらに観ては問いかけ日記に書き、たまに参考文献を見つけては読み、知り合いに先達がいれば教えを乞い、テンションの合うブログを見つけ、を繰り返している。キモい、我ながらキモい。でもアイドルにハマったときも同じことやってたし新選組や数々の好きな小説にハマったときも同じことやってたのでそういう性格なんだと思う。(どうでもいいけど近年の「オタク」の定義は「推し」がいることのように見えるのだけど、私はたぶん推しを推すというよりも情報を網羅したい調べたい知りたいスイッチが入るタイプのオタクなのです)。
「私と宝塚の出会い」から話すとものすごく長くなるのでアレなのだが、初めての観劇は去年で『はいからさんが通る』、原作漫画が好きなので観に行った。なるほど!! ってのが最初の感想だった。非日常で楽しくて美しくきらびやかで、これはハマる人がいるのもわかるわ、と納得した。そもそも少女漫画の実写化としてあまりに正しすぎる。少女漫画のヒーローというのは少女の夢なので、実在の男性じゃないんだよあれは、だから「美しい女性が男役を演じる」のが大正解なんだよ。柚香光さんはかっこよかったし華優希さんはかわいかったし、私の好きなキャラである環を演じていた音くり寿ちゃんもとても素敵だった。
いいな~宝塚、またみたいな~と思っていたのだが、いかんせん宝塚のチケット、会員になっていない一般の民がやすやすと取れない。また機会があったらみたいなあとぼんやり思っていたところに、やって来た、機会。忘れもしない『アナスタシア』。Twitterで仲良くしている桜花さん*1が激推ししていて気になって、ひょんなことからチケットを取る機会がやってきたので、あれよあれよという間に二度目の観劇となった。
『アナスタシア』の感想は今からでも書きたいくらい、もうDVDでも疲れた時に何度も観ている、大好きな作品。とにかくなにもかも好きだった。キャラも、俳優も、台詞も、曲も、衣装も、舞台も(あとから気づいたのだが私はロシアものが好きっぽい)ぜんぶ好きだ。ディミトリとアーニャとヴラドに関してはもう観ている間中「い、一生、三人で仲良くしててくれ~~!」と心の中で叫んでいた。
なにより、ディミトリを演じる真風涼帆さんのかっこよさがちょっと異常だった。
私はもともと女子アイドルや少女漫画が好きな人間なので、ときめく=かわいい、だと思っていた。かわいいこそ正義、うつくしいものかわいいものを愛でていたい。しかし真風さんはそんな私の好みをやすやすと飛び越え、ちょっとびっくりするくらいかっこよかったのであった。いやほんとかっこいいんですよ。意味がわからない。こんなに「かっこいい」メーターが振り切れたことがあっただろうか。いやない。かっこいいで自分の感情が埋め尽くされるという初体験。自分の人生で生身の人間に対してこんなに「かっこいい」と思ったことは後にも先にも、ない。
かくして『アナスタシア』にはまり、気づいたら真風さん率いる宙組の過去作品(『天は赤い河のほとり』や『オーシャンズ11』のような自分の好きな作品を演じていたのも大きい)を楽天TVで観て、真風さんの二番手時代や昔いた星組の作品も観たくなり、気づいたらスカステに入り、気になる作品を録画する生活が始まったのだった……。(このあたり、自分のなかで衝撃が大きすぎてSNSでもあんまり言えなかった。言葉にならなかったんである)。
で。ホームズですよホームズ。すっかり宙組ファンというか真風さんファンになってしまった状態で観た演目、『シャーロックホームズ/デリシュー』。
私は真風さんが好きなのもそれはそうなんですが、宙組のまかキキずんそらの並びが……好きなんですよ……。なんかとっても好き。なのでこの並びも最後なのかと思うと、うっ、観れてよかったけど切ない。
『ホームズ』は、原作のホームズVSモリアーティエピソードを中心に、アイリーンの存在感を強くした話。もともと原作を読んでいたのとドラマの『SHERLOCK』シリーズが好きだったので、登場するホームズ小ネタ集が分かって面白かった。あらすじは基本原作準拠。
なによりホームズ真風さんがかっこよすぎて、ちょっとそれだけでお腹がいっぱいだった。ビジュアルも話し方も大天才です。女性嫌いで早口で人の言うことを聞かなくて理系に精通しているホームズ。といいつつちゃんとアイリーンとは恋仲になる。個人的に思ったのが、これならもういっそ「女性嫌いだけど顔がいいからモテるホームズ」みたいなキャラにしてくれたら、がっつり宝塚版って感じになって面白いのになーということだった。(ワトソンが「過去に解決した事件」を歌うシーンで女性たちがホームズを囲む場面、ちょっとモテてるっぽかったし)。
ワトソンは原作より可愛くて人間味があって素敵な青年だった。今回原作と一番違うところが「ホームズ・ワトソン」の関係よりも「ホームズ・モリアーティ」の関係が重視して描かれているところだったので、ワトソンは割と蚊帳の外なところがやや残念。もっとホームズがワトソンと探偵っぽくしているところ見たかったよ~! あと天彩峰里ちゃん演じるワトソン妻が可愛すぎてきゅんとしてしまった。
反対に、モリアーティは一番宝塚版っぽかった。美しくてサイコパスな数学者。キキちゃんの今回の髪色好き。しかし一幕でまさか最後ライヘンバッハの滝まで行くとは。
全体的に「謎解き」よりも「ホームズVSモリアーティの対決と、ホームズとアイリーンの関係性」に重きが置かれた翻案だった。これは最近思っていることなのだけど、舞台って、小説よりもプロットはシンプルなほうが映えるし、それよりも登場人物たちの関係性の変化を中心に描く媒体なのかもしれない。小説はどちらかというとプロットの面白さだけで最後まで読ませてしまう媒体だから、それこそミステリのようなジャンルが生まれたわけで。でも舞台はプロットより人間同士の関係性で面白がらせるほうが得意な気がする。
舞台ならではのよさといえば、セットと衣装が、好き~~~!! 221Bのセット大好き、住みたい。あそこを私の仕事部屋にさせてくれ。228Bで踊るシーンもいい。ロンドンの街のすすけた感じを表現するセットも好きだったなー。アイリーンの衣装も素敵だった。あ、「The Game Is Afoot!」の曲もやたら好きだわ。指びしってするやつ。
ショーの『デリシュー』のほうは、もう、きらびやかでときめきをくれて妖しくてコケティッシュでかっこよくてかわいくて、最高! 宝塚を観に来た感満載。私はレビューを生で観たのが初めてで、オケも初めてだったのだけど、めちゃくちゃテンション上がるなあと感動した。まず「パリでパティシエとして働く真風さん」設定の時点で、ありがとう……と神に感謝した。ご時世と重なる歌詞もあり、しかし全体的にコメディちっくで可愛い演出が多くて素敵だった。
宝塚の過去作品を観始めたときは、お芝居のほうが観てて楽しいなあと思っていたのだけど(もともと物語が好きなので台詞があってくれたほうが嬉しかった)。なんとなく最近はレビュー好きだなあモードに入っている。ちなみにレビューで好きな作品は『HOT EYES!!』『アクアヴィーテ!!』『NICE GUY』『BADDY』『カルーセル輪舞曲』。というかどれもまず曲が好きなのかな。
私は宝塚の舞台の、生きること歌うこと踊ることが祝福されていると感じるところ、それこそ「不要不急」に見える「ときめき」というものを作り出すことを全肯定しているところが好きなのだけど。『デリシュー』はそれをまさに体現してくれていて、生で観られてよかったなあと心から思った。
余談だけどたまに、恋愛の話で「本当に好きな人って、好きになった理由を言葉にできない」って言うじゃないですか。
私、あれ嘘だと思っていて。いや自分が目の前で起きていること感じていること全部言葉にしたいと願って生きているタイプなので、好きになったらむしろ言葉にしたくなるやろ、好きな理由挙げたいやろ、と反論したいのだけど。
しかし真風さんをみていると、あの言説に全力で納得してしまうのだった。「いや、好きになった人って、好きになった理由、言葉にできませんわ………」と。一瞬で掌を返す自分。
私が最初に好きになったアイドル、SKEにいたときの松井玲奈ちゃんの踊る映像をみたりしても同じこと思うんだけど。好きな理由があんまり言葉にできない。真風さんの映像をみても、いつみても新鮮にかっこいいし、その要素を分解しようとしてもできない。容姿とか声とか役とか雰囲気とかいろいろ言えるは言えるけれど、「いやもう存在が好きです」みたいな結論に落ち着いてしまう。うっ、我ながらキモいっ。なぜこんなことに。
「も、もっとはやくハマっておけば」と思うことはあるのだけど、でも最初が『アナスタシア』だったからこそハマった気もするし、コロナで在宅勤務になった今だからこそこんなに宝塚の映像をがーっと観れた気もするし、もっといえば社会人になって舞台を観るお金ができたからこそ舞台という媒体に興味を持った気もするし。まあ、なにかやだれかを好きになるのに、タイミングって重要ですよね。真風さんがこの時代にいてくれて、そして宝塚にハマらせてくれたことに心から感謝……。
この世界のときめきはここに。
真夏の労働に耐えかね有休つかって宝塚駅に来ているのですが、宝塚駅、街中宝塚仕様で、街並みが可愛すぎて泣いてる😭ほんとに歩くだけで癒されるくらい可愛い😭 pic.twitter.com/75g5OyKA06
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2021年7月28日
宝塚の舞台を生でみると、瞬間的に「ときめいて死ぬ!!!」って思うんですよね、自分でも意味がわからないのですが………
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2021年8月22日
いやでも寿命のびた、とも感じるんよな……東京のホームズもデリシューもめちゃくちゃときめいた、真風さんかっこよすぎて何事かと思った、よかったよおお。
— 三宅香帆 (@m3_myk) 2021年8月22日
東京で生オケはじめてだったのだけど、歌と合わせて迫力すごくて、この音そのまんま持ち帰りたい…ってなった。やっぱり舞台は生が一番だなあ pic.twitter.com/yQIb4fTZnS
*1:ちなみに桜花さんが書いたアナスタシアの感想ブログはこちら。