ドラマは時間をかける芸術であってほしいー『ダウントン・アビー』シーズン6
ダウントン・アビー二周目全シーズン見終わった……最近ずっと観続けていたので終わってしまったの寂しい!
しかしダウントンアビー、本当に好き。うう。
こんなにいい群像劇ないよ! 私がドラマというジャンルに求めているものすべて入ってるよ! とじたばたしてしまう。
いいですか、私がドラマに求めてるものは、時間をかける芸術であることなのです。視聴者も長い時間を一緒に過ごすからこそ、キャラ達の変化にグッとくる、
人生って時間をかけてこそだよね、って思わせてくれる。
ダウントンアビーにはその時間の魔法がちゃんとかかっているのだよ。みんなちょっとずつ変化するし、時代の変わり目の影響も受けるし。大河ドラマ的と言えるのかな、こういうの。べつに長い時間軸を描けってわけではなくて、ただ、時間を視聴者と一緒にかけたからこそ、得られる物語体験であってほしいんだよ。
1話から考えて、私たちも遠くに来たね、って思わせてほしい。
私は優れた日本の朝ドラや連ドラ(大河も)はこれがあると思ってて。『あまちゃん』とかも。毎朝一緒に過ごしたからこそ、ああ変わったね、ここまでいつのまにかきたんだね、って思えるみたいな。
単純な主人公の変化とかじゃないんだよなー。
話ずれたけど、ダウントンアビー、今回huluで一気に見て、こんなにイギリスという国の1910年代から1920年代へ向かう、時代の変化を反映した物語だったんだなあと感じた。一周目、NHK録画とかアマプラとか、けっこうシーズンごとに途切れ途切れで見てたんだよね。今回がーっと見れて嬉しかった。
あとは本当にイギリス貴族文化が好きすぎる。オースティンやブロンテ姉妹が好きな私は例に漏れずイギリスの話がそもそも好きです。
場所がヨークシャーなのも好き…。ちょっと留学してたのがヨークだったのであの辺に思い入れがあるのよ。
ダウントンアビー、群像劇として好きなので誰がとくに好きということもないのだが、やっぱりトーマスの変化とかグッときてしまう…。
このブログのイラストがめちゃくちゃ好きです、トーマスかわいいよトーマス。